肌老化の5つの原因

肌老化の原因にはおもに5つの原因があります。肌老化の原因には紫外線、乾燥、血行不良、ホルモン不足、糖化などがあり、健康な美しい肌を維持するには、それぞれの原因に合わせた肌老化防止のスキンケアが大切です。

肌老化に関係する紫外線にはUVAとUVBがあり、波長の長いUVAはコラーゲン、エラスチンのある真皮にまで到達して、コラーゲン、エラスチンを傷つけ、変性させて肌のハリや弾力の元である土台を壊してしまうのです。さらに真皮層にある線維芽細胞にダメージを与えてしまいます。線維芽細胞はコラーゲン、エラスチンを作り出す大事な細胞なのです。

UVBは波長が短く表皮でメラニン色素の生成を活発にします。紫外線が真皮に届かないように肌を黒くして紫外線をブロックする作用があります。しかし、メラニン色素はシミや肌のくすみの原因になるので、美肌にとっては大敵です。肌老化を防止するためにはしっかりとした紫外線対策が大切です。

乾燥による肌老化は肌表面にある角質の間を埋めている細胞間脂質の減少によって、細胞の隙間から水分が蒸発することによって起こります。細胞間脂質を補うスキンケアにはセラミドを含む化粧水や美容液、アミノ酸配合のスキンケアが乾燥による老化防止には良いでしょう。

血行不良によっても肌老化は起こります。美しいを保つためには新陳代謝が大切です。血行が悪いと肌の代謝に必要な栄養素と酸素が不足して代謝が遅れ、古くなった細胞が健康な新しい細胞になかなか置きかわらなくなって、肌の色がくすんでしまいます。健康的な肌の色は酸素をたっぷりと含んだ血液の赤い色が作り出しています。

女性ホルモンのエストロゲンは美肌に欠かせないホルモンです。エストロゲンの分泌が盛んだと肌の新陳代謝を活発にしてシミやシワを防ぐ効果があります。肌老化はエストロゲンの減少によっても起こるのです。睡眠不足や生活習慣の乱れ、ストレス、疲労などが原因でエストロゲンの分泌が乱れます。

エストロゲンは睡眠時に分泌が盛んになります。栄養バランスの取れた食事と軽い運動としっかりと睡眠を取ることでホルモンバランスが正常に保たれます。大豆イソフラボンはエストロゲンと似た働きがあり、食事やサプリメントで取ることができるので、肌老化の防止には積極的に摂るのもいいかもしれません。

糖の過剰摂取などで体内の糖が多い状態になると、たんぱく質と糖が結びついて糖化が起こります。コラーゲンやエラスチンなどのたんぱく質が糖化すると褐色の老化物質が蓄積して、コラーゲンはハリや弾力を失い肌が黄ばんで肌老化が起こります。さらにはコラーゲンやエラスチンを作り出す線維芽細胞までダメージを受けてしまいます。糖化を防ぐには糖分と炭水化物の摂りすぎに注意して、運動などでカロリーを消費することも大切です。

レスベラトロールのアンチエイジング効果

赤ブドウの果皮や赤ワインに多く含まれているレスベラトロールは、サーチュインと呼ばれる長寿遺伝子を活性化させることが知られています。脂質の多い食事を摂るフランスで心疾患などの発症率が低いことがフレンチパラドックスといわれ、赤ワインとの関連が指摘されていました。そしてレスベラトロールが赤ワインに含まれることからその働きが注目されています。

人に限らず生物には長寿遺伝子が備わっています。普段は機能せずに眠った状態で働いていませんが、飢餓などの極端なカロリー不足の状態が続くと活性化してDNAを保護する働きをするのです。老化はDNAの損傷によって加速するので、DNAの保護作用は寿命の延長や病気の減少につながります。

長寿遺伝子を活性化させるにはカロリー制限によって可能ですが、現在の食生活では非常に難しい環境にあるといえます。そこで研究の結果、長寿遺伝子を活性化させる物質としてレスベラトロールが見つかりました。レスベラトロールはポリフェノールの一種で抗酸化作用もあり、がんや心疾患、脳卒中などの生活習慣病などの予防、症状の改善にも有効であることが知られています。

また、レスベラトロールには脳細胞の酸化ストレスの軽減、神経細胞のシグナル伝達の働きの活性化などの作用が認知症の改善に効果があることが分かりはじめています。アルツハイマー病では脳細胞に蓄積されるアミロイドβと呼ばれる異常たんぱく質の生成をレスベラトロールが抑制することが知られています。

レスベラトロールには長寿遺伝子の活性作用や生活習慣病の予防、改善だけでなく、ヒアルロン酸、コラーゲン、エラスチンを分解する酵素の働きやメラニン生成に関与するチロシナーゼの活性を抑制するので、レスベラトロールは肌のアンチエイジングや美容にも有効なのです。

プラセンタには精神安定の効果がある

プラセンタのサプリメントが美容や健康に良いのは聞きますが、精神面にも作用するのはご存知ですか? プラセンタは豊富にアミノ酸を含むだけでなく成長因子(グロースファクター)と呼ばれる物質が含まれています。

プラセンタの成分は胎盤から抽出されているので、胎児の成長に必要な成長因子が含まれているのです。したがって植物性のプラセンタに成長因子が含まれることはありません。動物由来のプラセンタでなければ意味ないのです。

プラセンタの成長因子は正確な細胞分裂が促進されるようする働きがあります。成長因子の種類は多くあり、神経細胞の細胞分裂を促進して神経系の働きを正常にする作用があるのです。

うつ病、自律神経失調症、不眠症などにもプラセンタは効果があるのです。プラセンタには内分泌調整や免疫の活性化そして自律神経を調整する作用があります。人の身体にはホメオスターシス(恒常性維持)と呼ばれる機能があり、常に体の状態を正常に保とうとする働きがあります。

神経系、内分泌系、免疫系などの働きが常にバランスを取って健康な体と精神を保っています。プラセンタの成長因子は神経系だけでなく内分泌系、免疫系にも働きかけてより活性化して、自然治癒力を高め体の調子を整えるだけでなく、精神のバランスも整える働きがあるのです。

プラセンタは元々は医療用として肝臓や更年期障害などの病気治療に使われていました。したがって、プラセンタの効果は医学的にも証明されていると考えられます。

プエラリアの過剰摂取に注意

バストアップサプリとして有名なプエラリアは学名からプエラリア・ミリフィカとも呼ばれています。タイ原産の植物の根から採取されますが、現地では古くからイモとして食用にされています。

プエラリアは女性ホルモンに似た働きをするイソフラボンを大豆の40倍も含んでいると言われています。ところがプエラリアにはイソフラボンよりもさらに女性ホルモンの活性力の強いミロエストロールやデオキシミロエステロールを含んでいます。

これらの成分は医薬品のホルモン剤と同等の効果があるので、更年期障害やホルモン置換療法の医薬品としての利用が研究されていましたが、効果の遅効性、持続性などの問題があって開発が断念されました。しかし、プエラリアの女性ホルモンのような作用は美肌やバストアップに効果があるとされて、サプリメントに利用されています。

女性ホルモンのような作用のある成分の過剰摂取は副作用を考えなくてはなりません。日本人は豆腐や味噌などからも大豆イソフラボンを摂取しているので、食事以外で摂取する上限を1日30mgとされています。プエラリアに含まれるイソフラボンは大豆のほぼ40倍であり、さらに強力な活性力のあるミロエストロールを含んでいるので摂取には注意が必要です。

現地のタイではプエラリアの摂取量は1日100mgまでとされています。さらにタイでは厳しい輸出制限がされているので入手が困難であるとされています。また、植物のプエラリアの判別は現地の人でも非常に困難であり、異物の混入やプエラリアが含まれない可能性もあるとされています。

平成16年にプエラリアを含む商品のDNA分析を行ったところ12品中6品にしかプエラリアの遺伝子配列が検出されませんでした。

プエラリアを含むバストアップサプリの購入の際には信頼できるメーカーから購入する必要があります。でも、成分表示ほどプエラリアの成分が含まれていなければ過剰摂取の心配は少なくなるかもしれませんね。

ヒアルロン酸でプルプル肌

女性に人気のヒアルロン酸サプリメントですが、ヒアルロン酸は元々人の体内で作られる成分なのです。それが20歳頃をピークに次第に体内で作られる量が減少してしまうのです。

ヒアルロン酸は1グラムで6リットルの水分を保持することができると言われています。人の髪や肌の潤いはヒアルロン酸が水分を含んでいるからなのです。ところが加齢とともにヒアルロン酸が減少するということは、肌が水分を失ってシワやたるみができてしまうということになります。

水分を失い乾燥した肌は弾力を失い、シワやたるみを作って肌老化が起こります。ヒアルロン酸を摂取することは肌に潤いを与えて、若返るということなのです。しかし、肌の若返りにはヒアルロン酸だけでは足りません。ヒアルロン酸は肌の水分を保持するだけで、肌のハリや弾力を作っているのはコラーゲンなのです。

コラーゲンの線維が組み合わさって、スプリングのように肌に弾力を与えています。その隙間を水分を含んだヒアルロン酸が埋めているのです。したがって、潤いとハリのある肌を目指すにはヒアルロン酸とコラーゲンが必要なのです。ヒアルロン酸を補うときにはコラーゲンも忘れないようにしましょう。

最近はヒアルロン酸配合の化粧品もあります。クリームや化粧水にもヒアルロン酸配合の製品があるので、化粧品で外部から補い、サプリメントで内部から補うようにすれば、肌トラブルを減らし、水分をたっぷり含んだ赤ちゃんのような肌も目指せるかもしれません。