レスベラトロールのアンチエイジング効果

赤ブドウの果皮や赤ワインに多く含まれているレスベラトロールは、サーチュインと呼ばれる長寿遺伝子を活性化させることが知られています。脂質の多い食事を摂るフランスで心疾患などの発症率が低いことがフレンチパラドックスといわれ、赤ワインとの関連が指摘されていました。そしてレスベラトロールが赤ワインに含まれることからその働きが注目されています。

人に限らず生物には長寿遺伝子が備わっています。普段は機能せずに眠った状態で働いていませんが、飢餓などの極端なカロリー不足の状態が続くと活性化してDNAを保護する働きをするのです。老化はDNAの損傷によって加速するので、DNAの保護作用は寿命の延長や病気の減少につながります。

長寿遺伝子を活性化させるにはカロリー制限によって可能ですが、現在の食生活では非常に難しい環境にあるといえます。そこで研究の結果、長寿遺伝子を活性化させる物質としてレスベラトロールが見つかりました。レスベラトロールはポリフェノールの一種で抗酸化作用もあり、がんや心疾患、脳卒中などの生活習慣病などの予防、症状の改善にも有効であることが知られています。

また、レスベラトロールには脳細胞の酸化ストレスの軽減、神経細胞のシグナル伝達の働きの活性化などの作用が認知症の改善に効果があることが分かりはじめています。アルツハイマー病では脳細胞に蓄積されるアミロイドβと呼ばれる異常たんぱく質の生成をレスベラトロールが抑制することが知られています。

レスベラトロールには長寿遺伝子の活性作用や生活習慣病の予防、改善だけでなく、ヒアルロン酸、コラーゲン、エラスチンを分解する酵素の働きやメラニン生成に関与するチロシナーゼの活性を抑制するので、レスベラトロールは肌のアンチエイジングや美容にも有効なのです。