血液検査のメリット

血液検査の利点は、一度の採血で、身体についての様々な情報が分かる点です。栄養状態はもちろん、肝臓病、腎臓病、糖尿病、高血圧、心臓病、高尿酸血症などの可能性を察知できるばかりでなく、治療効果を確認することにも使われます。

血液検査を受ける側から見た利点として大きいのは、自分の身体の状態を、客観的に数値で把握できる点でしょう。血液検査の結果を持ち帰り、基準値と比較することにより、自分で自分の身体の問題点を認識し、どうしたら改善できるのか、自発的に考えることになります。

この、血液検査ならではの心理的効果は、治療上重要です。血液検査が拾い出すことの多い生活習慣病は、生活の全般的な改革によって改善するものが多く、その成否は患者さん本人の意欲にかかっているからです。患者さん本人が、血液検査の結果によって、ことの深刻さを知ることで、自発的に生活を改善する動機となるからです。

生活習慣病に関わる改善では、多くの場合、努力の結果が明快に血液検査の結果に反映しますので、それが患者さんの励みになります。好物を控えたり、運動が苦手な人が運動を始めたり、時には生活スケジュール自体を組み替えたりといった変革は、誰にとってもなかなか辛いもので、つい止めたくなりますが、そんなとき、血液検査の結果が一種のご褒美になります。更に、生活改善後の体調管理も手軽にできるので、血液検査は、生活習慣病の可能性にさらされている私たちの強い味方と言えます。