脳の健康を守るプラズマローゲン

プラズマローゲンという物質をご存知でしょうか。最近の健康ブームからも知られるようになったのが、酸化ストレスが人の老化を促進しているということです。したがってサプリメントや化粧品なども抗酸化作用がアンチエイジングに効果があるとされています。

プラズマローゲンも抗酸化作用のあるリン脂質のひとつです。人の体のリン脂質の18%がプラズマローゲンですべての組織に存在しています。細胞を酸化ストレスから守るために大切な役割をしていると言われています。

プラズマローゲンがアンチエイジングを謳う多くのサプリメントや健康食品と異なる点は身体の健康だけでなく脳の健康にも重要な役割をしているとされているからです。

重症のプラズマローゲン欠乏症の患者は神経系発達異常、骨格形成異常、呼吸機能障害、白内障を発症することが多いことが知られています。

また、アルツハイマー病、パーキンソン病などで脳内のプラズマローゲンの減少が観測されています。プラズマローゲンの減少がこれらの病気の発症原因となっているのかはわかっていませんが、アルツハイマー病の症状改善にプラズマローゲンが有効であるという研究があります。

アルツハイマー病は脳内にβアミロイドというたんぱく質の蓄積によって起こると推測されていますが、プラズマローゲンがβアミロイドの蓄積を防ぐのではないかとされています。また、プラズマローゲンが脳の神経細胞の新生にかかわっているので、アルツハイマー型認知症だけでなく多くの脳機能障害の改善に役立つのではないかと考えられています。